2013年7月24日水曜日

FAFサロン02/道具のひみつ ー間合いのデザインー


先日、お手伝いしているNPO法人福岡建築ファウンデーション(FAF)主催のサロンが行われました。
講師は福岡を拠点にご活躍されているプロダクトデザイナーの坂下 和長さん。
坂下さんはF-CASTというアルミ鋳造メーカーを母体に、プロダクト・家具などをデザインされています。
(ちなみに天神地下街の天井パネルはF-CASTさん作です。)
吉塚にPORTというアトリエ&ショールームも構えていらっしゃいますので、ご興味がある方はぜひ足を運ばれてみてください。

作品数点を目の前にして「プロダクト=居住空間を快適にするための道具」のあるべき姿を分かりやすい言葉でお話頂きました。
道具と人の距離感を「間合い」というキーワードで繋ぐことで、よりリアルなものとして道具の存在を感じることができ、
またその「間合い」を推し量ることで、道具の存在によって空間が構成されていく。
建築設計にも通じる、とても興味深いお話でした。

坂下さん、お越し頂きましたみなさま、ありがとうございました。
(写真の黒いブロックは砂型で、パカッと開くと下のアルミが出てきます。)


弊所はFAFの理念に共感し、その活動をサポートしております。
主な活動としては、サロンの他、建築ツアー、子ども向けワークショップ・建築ツアーです。
建築やデザインにより興味を持って頂き、それらを育む土壌を作り、自分たちが住む街・福岡を更に魅力的なものにしていきたいと考えています。

8月には子ども向け建築ツアーKidsMAT折り紙建築ワークショップを行います。
ご興味がある方はぜひぜひご参加ください。

2013年7月2日火曜日

友丘の家|試掘でした

現在、見積り中の「友丘の家」、本日 試掘を行いました。
今回の敷地は福岡市の埋蔵文化財包蔵地に隣接し、更に地盤状態が芳しくない為に地盤補強が必要なことから試掘が必要と判断されました。
市の担当者にお聞きすると、福岡市の土地の10%前後はこの包蔵地、若しくは隣接地になるほど地面の下に文化財が眠っているとのこと。
もし何かしら出てきていたら・・・発掘調査を終えてからの着工になる為、数ヶ月の工期延長が必要に。
今回はラッキーなことに何も出てこなかったので、そのまま着工可能となりました。
月末の着工に向けて、(予算に見合うよう祈りつつ)見積りが出てくるのを待つのみです。