2013年11月14日木曜日

友丘の家|外装の下地工事が終わりました


友丘の家

現場は外装の下地工事が終わり、来週からの仕上げの準備段階です。
今回は吹付けタイプのセルロースファイバー断熱材を採用したため、工程が少々前後しています。
内部は天井工事とフローリング貼りに入り、月末の断熱工事に備えています。

今朝の現場定例では、外構周りのレベル確認、内部の造作関係の納まりの確認をしてきました。
設計事務所にも色々ありますが、私の考えは自分よりも経験を持っている職人さんや監督さんたちの力を借りて、クライアントの為により良い家になればと思いながら監理をしています。なので、職人さんや監督さんから良い提案があれば採用しますし、逆に提案してもらいたいので、そういう状況を作っています。

写真のR壁もその1つ。
通常のラスモルでは割れてしまう可能性が高いため、デラクリート(メーカーの責任施工)という下地を採用しています。

来月早々には足場が外れますが、今から暫くはソワソワした日々が続きます。

2013年11月1日金曜日

イベントの告知です



直近になりましたが、イベントの告知です。

11月3日(日)「すみか」 −住まいの設計展− に参加させて頂きます。
家を建てる際に設計事務所との家づくりという選択肢があることを知ってもらうためのイベントです。
主催はForza北九州さん。土地探しから相性の良い建築家選び、もちろん家が建ってからも末永くお付合いして頂けるサポート会社です。
家づくりを考えている方(まだまだ先の方でも全然OKです)、ぜひぜひお越し下さい。
敷居が高いと思われがちな設計事務所の実情を知ってもらえる良いチャンスだと思います。

詳しくはこちらまで。

2013年9月17日火曜日

友丘の家|配筋検査

友丘の家、配筋検査でした。
道路の先が敷地で、更にその先に神学校の豊かな緑がわんさかと。

着工してから3週間程でやっと配筋検査に辿り着きました。
と言うのも、消費税増税前の駆け込み需要で基礎屋さんが足りないそうです。
県外でも同じことを聞いているので、全国的にそうなのかもしれません。
今週中に立ち上がりCONまで終えて、10月に入ってすぐに棟上げです。
今からワクワクソワソワしております!

2013年9月10日火曜日

友丘の家|初・埋炭


建て主さんのご希望で「埋炭(まいたん)」を行いました。
埋炭とは、地面に1m×1m程度の穴を掘り、そこに備長炭などを敷き詰めることで、地磁気を安定させるそうです。
古くから行われていて、神社などの下には炭が埋まっていることが多いとのこと。

写真は現代版埋炭用のアイテムで、炭を圧縮して固めたものです。
170φの円錐形状で頂点に水晶が載っています。

信じる信じないはそれぞれあるかと思いますが、建て主さんにとって心地よい家の一助になることだと思います。

現場は、基礎屋さんがとても忙しくて捕まらないため、なかなか進みませんが、来週 配筋検査・ベースコン打ちの予定です。

2013年8月30日金曜日

友丘の家|地鎮祭


友丘の家、地鎮祭を行いました。
神学校の広大な敷地に接し、それらを背景にそっと建つ素朴な家を目指します。
地鎮祭直前に来られたメーカーさんの外壁が良かったので、それを急遽提案させて頂きました。
ものすごく良いタイミングにこれもご縁かなと。
これからの工事が更に楽しみになってきました。

施工は先日竣工した動物病院と同じ若杉建設さん。
年内の竣工を目指して頑張ります!

2013年7月24日水曜日

FAFサロン02/道具のひみつ ー間合いのデザインー


先日、お手伝いしているNPO法人福岡建築ファウンデーション(FAF)主催のサロンが行われました。
講師は福岡を拠点にご活躍されているプロダクトデザイナーの坂下 和長さん。
坂下さんはF-CASTというアルミ鋳造メーカーを母体に、プロダクト・家具などをデザインされています。
(ちなみに天神地下街の天井パネルはF-CASTさん作です。)
吉塚にPORTというアトリエ&ショールームも構えていらっしゃいますので、ご興味がある方はぜひ足を運ばれてみてください。

作品数点を目の前にして「プロダクト=居住空間を快適にするための道具」のあるべき姿を分かりやすい言葉でお話頂きました。
道具と人の距離感を「間合い」というキーワードで繋ぐことで、よりリアルなものとして道具の存在を感じることができ、
またその「間合い」を推し量ることで、道具の存在によって空間が構成されていく。
建築設計にも通じる、とても興味深いお話でした。

坂下さん、お越し頂きましたみなさま、ありがとうございました。
(写真の黒いブロックは砂型で、パカッと開くと下のアルミが出てきます。)


弊所はFAFの理念に共感し、その活動をサポートしております。
主な活動としては、サロンの他、建築ツアー、子ども向けワークショップ・建築ツアーです。
建築やデザインにより興味を持って頂き、それらを育む土壌を作り、自分たちが住む街・福岡を更に魅力的なものにしていきたいと考えています。

8月には子ども向け建築ツアーKidsMAT折り紙建築ワークショップを行います。
ご興味がある方はぜひぜひご参加ください。

2013年7月2日火曜日

友丘の家|試掘でした

現在、見積り中の「友丘の家」、本日 試掘を行いました。
今回の敷地は福岡市の埋蔵文化財包蔵地に隣接し、更に地盤状態が芳しくない為に地盤補強が必要なことから試掘が必要と判断されました。
市の担当者にお聞きすると、福岡市の土地の10%前後はこの包蔵地、若しくは隣接地になるほど地面の下に文化財が眠っているとのこと。
もし何かしら出てきていたら・・・発掘調査を終えてからの着工になる為、数ヶ月の工期延長が必要に。
今回はラッキーなことに何も出てこなかったので、そのまま着工可能となりました。
月末の着工に向けて、(予算に見合うよう祈りつつ)見積りが出てくるのを待つのみです。

2013年6月28日金曜日

観世音寺の家|お引き渡しでした


本日(あっ、もう昨日ですね)、観世音寺の家の引き渡しでした。
昨年の今頃お会いして、土地探し等の紆余曲折を経て今日の日を迎えることが出来ました。
一年間というあっという間の時間でしたが、ここに辿り着くまでにはたくさんの方の努力や苦労がありました。
深夜にまで及ぶ打合せや電話のやり取りなど、当時は大変だったけれど今振り返れば楽しい思い出がテンコ盛りです。
建て主のSさんご夫妻にはたくさん悩んで頂き、たくさん家のことを考えて頂きました。
時にはお互いの意見をぶつけながらも、同じ方向に進んでいったからこそ、とてもステキな家に仕上がったと思います。

引き渡しの横で、早速お子さんたちがレゴをガチャガチャさせていましたが、子どもたちの元気な声が響き渡るとても賑やかな家になるのでは、
と次にお邪魔するのが今から楽しみです。
Sさん家族のみなさん、ありがとうございました。
そして、これからもどうぞ宜しくお願いします。

2013年6月4日火曜日

N動物病院|外壁工事



動物病院の現場も順調に進んでいます。
仮病院ということもあり、20坪のとても小さな物件。
工期も2ヶ月と今までの最短で、今月末には引渡し予定です。
残り僅かしっかりと監理をしていきます。
施工は若杉建設さん。どうぞ宜しくお願い致します。

2013年5月30日木曜日

観世音寺の家|足場が外れました


最近はfacebookづいていましたが、今後はできるだけblogを書いていこう思います。

さて、観世音寺の家の外部足場が解体されました。
遠景から近付くにつれ、少しずつ外観が見え隠れするのはとてもワクワクする瞬間です。
それと同時に、今までは足場シートで隠れていたものが、バーンと開けっ広げになるのは嬉しい反面、少し恥ずかしくもあります。

現場はほぼ工程通りに進み、現在は外部の埋設配管と大工さんによる造作工事が最終直面を迎えています。
更に眞鍋建設さんのご好意を受け、少しずつグレードアップしてもらったりと、若干の軌道修正を行いながらより良い方向に進んでいます。

6月末の竣工・引き渡しを目指して、残り一ヶ月ですが最後までしっかりと対応していきたいと思います。

2013年5月16日木曜日

「ふさわしい」ということ




皆さん、お元気にお過ごしでしょうか?
すっかりブログの存在を忘れていましたが、自分の考えを整理するために久しぶりにキーボードを叩いています。

最近様々な場所で話を聞いたり、会話をする中で、引っ掛かっているキーワードが「ふさわしい」という言葉。
最近、自分の中で意識しているものなので、特に敏感に反応しているんだと思います。

どうしてその言葉を意識しているのかと言うと、
同じ物でも異なる場所・状況によって、そこにふさわしい寸法や形・色、ふるまいをすべきなんだなぁ
と、至極当たり前のことに気付いたからです。
今さら?!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それを意識するかしないかが重要だと考えています。

最近の現場監理でもその意識で臨んでいるので、枠の幅(見付け)の寸法1つにしても意識しなければ25mmにすることが常でしたが、
その場やその状況にふさわしい寸法で決めていくようにしています。
(ちなみに現在工事中の観世音寺の家では、木枠の幅を28mmにしています。)
その微妙な差の積み重ねで、空間に対する認識も変わってくるのでは、と期待しています。


本日、お邪魔したプロダクトデザインをされている坂下さんとのお話の中でも「ふさわしい」という言葉への更なる思いが湧いてきました。
クリスタルを用いた一輪挿し(上の写真、これがまたとっても素敵なのです)のお話の中で、ただのオブジェではなく道具としての佇まいを
獲得する為にこのサイズに至ったとお聞きしました。
スリムに作れば、よりミニマルなデザインにもなっていたと思いますが、水のひたひた感が感じられなかったり、茎の部分の表面張力の
感じが弱くなってしまったかと。
この表現をする為には、やはりこのサイズが最適だったのだろうと思います。

その表現や状態を作るには、それらにふさわしいサイズや素材があり、その1つ1つの判断がとても重要になってくるのだと思います。
「ふさわしい」ということを常に意識をしながらの日々が暫く続きそうです。

2013年2月20日水曜日

亀川の家|表札を取付けにお邪魔しました


昨年末にお引き渡しした「亀川の家」にお邪魔してきました。
表札の取付けが目的だったのですが、ついでに家族旅行も兼ねちゃおうということで、家族でお邪魔を。

まるでカフェのマスターのようなご主人に 香り高いコーヒーを淹れて頂き、手作りとは思えないほど美味しいお菓子
(タイミング悪く建主の奥さんには会えず残念!)を頂いたりと、すっかりリラックスモードで居座ってしまいました。
家はすっかり建主さん色に染まりつつあり、家って住みながら一緒に成長していくもんだと改めて実感。
設計時に感じとっていた建主さんのイメージ通りで、家(設計)とのマッチングが上手くいき、とっても嬉しく思います。

我が家の双子くんたちは吹抜け空間が楽しいらしく、「おーい」やら「みつけたー!」やら叫んでいました・・・。
Mさん、騒がしくしてすみませんでした!
これに懲りずまたお邪魔させてくださいね。