2015年2月24日火曜日

基山の家|上棟しました


基山で着工した平屋の住宅、先日無事に上棟しました。

東面以外は田んぼに囲われた敷地なので、周囲に開かれたとてもオープンな敷地。
その中にキレイなキレイな5寸勾配の切り妻屋根が掛かります。
写真は化粧の垂木が整然と並んでいるところ。屋根が仕上がるのが楽しみです。

この家は工務店の特徴を取り込み、初めて樹脂サッシを使用します。

(この工務店さん、アルミサッシより樹脂サッシの方が安く手に入るそう。)
アルミサッシと勝手が違うので難儀しましたが、機能性が良いのはもちろん、意匠的にも処理できそうな目処が立ってきました。
機能性を担保しつつ意匠性・快適性も、欲張っていきたいと思います。

久留米の家|上棟→絶賛工事中です


久留米にて 工事中の二世帯住宅、上の写真は上棟時のもの。
今月初めに上棟し、現在屋根工事と外壁の下地・防水工事を行っているところです。
屋根通気や外壁通気等、当たり前のことを当たり前にしてくれる、それだけでも良い現場だなーと思ってしまいます。


この写真は建て主さんの要望により、初めて使用する屋根材です。
ガルバリウム鋼鈑はよく使うのですが、それを基材に天然石の粒が表面にびっしりとくっついています。
ぱっと見はコロニアルっぽいんですが、機能的にはとても優秀な素材。ただ施工がガルバとは似ても似つかず大変とのことでした。
ガルバ自体がとても優秀だと考えているので、屋根材は何も要望が無ければスルーしてガルバとなりがちでしたが別件では瓦を使ったりと、色々と経験できるのがとても有り難いことです。

何事も流されることなく1つ1つ熟考して、最適な素材をチョイスしたり、プランを提案していけたらと思います。初心忘れるべからず、ですね。

2015年2月17日火曜日

福岡から津屋崎へ




3月末に事務所を引っ越します、福岡市から津屋崎(福津市)へ。

この春から子どもが小学校に上がることもあり、漠然と田舎に行きたいなーと考えていました。
昨年は糸島でトライアルステイをさせてもらったりと、徐々にイメージを固めていっているところに知人から津屋崎のことを教えてもらいました。休みを利用して津屋崎に通い、行く度に懐かしい風景に出会い、快い風を感じることができ、フワッと身体が軽くなったのをよく覚えています。

そこからはとても運良く事が進んでくれました。
自身も移住者である不動産屋さんにお願いして入居先を探していたところ、比較的海に近い戸建て(残念ながら建てるのではなく賃貸です)が見つかり、このタイミングでの引越しということになりました。
4050年程度は経っているであろう瓦屋根の極々普通の一軒家に住みます。
 引っ越し後には壁を塗ったり、自分たちの手を動かして楽しみたい。
 畑を作ったり、海も近いので釣りもしたり、自分たちの暮らしに彩りを。
 田舎によくある(と聞いている)ディープな近所付き合いにもワクワクです。
 近くには加工機器をレンタルできる木工所もあるので、建具や家具なんかも作ってみたい。
更に、かつては鍛冶小屋として使われていた蔵も付随しています。
大家さんの了解を得てないのでどう転ぶか分かりませんが、こちらも手を入れる事ができるとより面白いなぁと。

今住んでいる場所は天神に近く、何をするにも便利な場所です。
それでも今の環境では得られないことを、新たな地で体験し糧にしていきたいと決めました。
幸い設計事務所は場所を選ばない職業の1つでもあるので、自宅と一緒に事務所も移すことに決めました。
生活を楽しむこと、仕事を楽しむこと、これらを等価に扱えるような環境を作っていこうと思います。
今まで築いて来た地の利があるかもしれませんが、上に書いたことが設計にも活かされ、より自分らしい家をつくることができれば。

移動先の詳細はまた改めて告知させてもらいます。
さて引越し準備を頑張ります!笑