2010年1月31日日曜日

「建築萌え要素」と「技術者までを含んだボーダーレス化」

先週末は、第5回目のARCH(K)INDYへお邪魔しました。 ゲストは白須さん(島田陽建築設計事務所勤務)と山口さん(株式会社日本設勤務)のお二方、テーマは「作家論」。 まずは白須さんのお話から。 建築の昔話から始まり、現代建築までをキーワードで括り、現代における「建築家」とは何ぞや的なお話を。 その話の中でのキーワードが「建築萌え要素」。 単線的なコミュニケーションを取るために、作家性を捨ててきたんだと力説される白須さん。 要は、自身の作家性を求めるよりも、シンプルに心地良さを追求しているんだということか。 次に山口さんのお話。 組織設計事務所の歴史から始まり、組織設計事務所の役割を分析されているのはとても面白い部分でした。 その中でのキーワードは「ボーダーレス化、建築家と技術者、目に見えない相手との対話、人間を徹底的に扱うこと ナドナド」。 組織設計事務所の現状の立場を改善(?)していきたいと語る山口さん。 戦略的に組織に行き、とても良い経験をされたそう。今後の山口さんにも注目していきたいです。 その他にも、村野建築に対する愛情をヒシヒシと感じられるプレゼンも嬉しくなったところでした。 お二方とも お若いし、それぞれの事務所に勤務しているという難しい状況の中、明快な考え方をされていることにビックリです。 更に、勤務事務所の作品等を全く出さずに、今現在の自分の腹の中を晒すようなプレゼンはとても興味深いものでした。 白須さん、山口さん、木村松本さん、v.d.oさん、坂倉建築研究所の方、刺激を与えて頂きありがとうございました!

0 件のコメント:

コメントを投稿