プランです。(勝手に載せてますが、NGの場合はご連絡ください^^;)
ワンルーム空間の小さな小さな住宅で、設備はトイレのみ。 敷地近くに詩人仲間が住んでいて、食事やお風呂はそちらで済ませることになっていたそうです。
メインファサード。 左手に立っている旗は、これを立てることで先の知人に立原が来たよと知らせる為の旗だそう。 建物中央の十字の透かしが入ったのは雨戸。反対側の外観です。 建物左手のピョッコリ手前に飛び出た部分がトイレ。 横長窓はベンチや机に面しています。 建物際に甕がありますが、雨水受けとして機能していました。 現在は縦樋が壊れてしまっています。 小窓はベッド脇のもの。 玄関廻りです。
木製階段、脇の大谷石のベンチ、外壁の杉、麻のマットなどなど簡素な素材で構成されています。 机廻り。 先の横長窓に面していて、とても気持ち良いスペース。ここで詩を書いたり、設計したり・・・と想像していたんでしょうね。 左下に見える十字の透かしをしている椅子も立原さん設計です。
机の先にベッドがあり、間仕切りも建具も無く、全くのワンルーム空間。
ベッド脇の小窓から別所沼を眺める計画だったそうです。
(現在は公園内の与えられた敷地に建っているため、逆の配置になり、ここから沼は見えません。)
ベッド側から生活スペースを見ています。
作りつけのベンチ、テーブル、スツールも立原さん設計。
現在は右手の窓から沼(現在は池ですが)を眺めることができます。
下枠を少し大きく作っているので、ちょっと腰掛けるようなことができます。
小さな空間に居場所を作るちょっとした工夫。こんな感じの、大好きです。
昭和初期に設計されたとは思えないレベルの高さ。
逆に言うと、こうやって先代の方たちの技術や知恵、アイデアがあり、今の自分たちがあるんですね。
新しい技術を取り入れていくことはもちろんだけど、先人の知恵にもたくさん学ぶべきことがあります。
これからも もっともっとたくさんの古建築を見て廻ろうと改めて思いました。
さぁ、がんばるぞー!
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