2011年2月16日水曜日
今月の粋と快
2011年2月15日火曜日
2011年2月14日月曜日
若宮BOX/住み心地体感会

2011年2月9日水曜日
建物探訪/南の家・ある町医者の記念館
霧島での仕事を終え、もう一泊して見てきました! 堀部安嗣さん設計の『南の家』・『ある町医者の記念館』。
堀部さんの処女作である、小さな住宅と記念館です。
週末住宅として設計され、竣工してから17~8年経っていますが、全く色衰えていませんでした。
もちろん経年変化による痛み等はありますが、空間としての完成度は感動モノです!
平面と高さ方向のプロポーション・バランスが良いなぁと、ちょこちょこ採寸もさせて頂きました。
寸法ってとても難しいなぁと最近よく思うんですが、ちょっと勇気付けられた感も。
町医者さんと ただただ向き合い、ユックリと静かな時間を過ごせる場所でした。
堀部さんの処女作であることや、バブル期にこの建物が作られたことを考えると、本当に建築に対して真摯に向き合ってきたんだろうなぁと思います。
この姿勢は前事務所でも学んだことだけど、いつも心に刻んで設計に携わっていきたいと思います。
先月から東京で堀部さんが講師をしている住宅教室というイベントに参加しています。
その際、堀部さんから裏話をお聞きしていたので、もう一歩踏み込んで見ることが出来たのかも。
今月もお会いする機会があるので、突っ込んだお話を聞かせてもらえたらなぁ。
霧島の現状
先週末から今週にかけて、新燃岳で話題の霧島へ。
噴火を見に行ったわけではなく、もちろん仕事です!
新燃岳の南方に位置する霧島神宮にも参拝。
火山灰が薄っすらと積もるも、大きな影響は無いそう。
本殿は山の勾配に合わせ、奥に行くに従ってレベルが上がり、それを階段で繋ぐような構成。
今まで見たことがなく、もしかしたら珍しいのかもしれません。
近くにある山神社にも参拝を。
自然信仰のまま、小さな祠しかなくこれまた初体験でした。更に野生の鹿にも遭遇。
移動中に車から。写真・真ん中ら辺のモクモクした煙が(多分)新燃岳。
S社長の計らいで、とってもリーズナブルな価格設定で泊めて頂きました!
霧島の特産・名産を使用した内装、霧島の優しさ・大らかさに包まれての滞在でした。
短時間だったけど、内風呂・露天風呂共に楽しませて頂き、とてもリラックスできました。
S社長・こまつさん、ありがとうございました!
行って分かったことだけど、霧島温泉は新燃岳による被害がほとんど無いそうです。
メディアの報道を見ていると、新燃岳付近の全体に影響が出ていると思っていましたが、、、
その影響で宿泊のキャンセルが2万件以上出ているそうです。
確かに今は安全なだけかもしれませんが、もう少し広い視野を持った報道をして欲しいと思いますし、自分もそれを鵜呑みにするようなことは止めようと思います。
2011年2月4日金曜日
練習中
2011年2月3日木曜日
再び・・・
『ヒヤシンスハウス』ネタです。
その後、色々調べると面白いことがたくさん分かりました。
1つは設計者の立原道造さん。
高校・大学在学中から詩人として有名だったそうです。
東大では辰野金吾賞を3年連続受賞し、将来を有望されていたけど、24歳という若さで夭折。
面白い逸話として、「立原さんが建築を作り続けていたら、北欧建築が日本にも根付いていたかもしれない」と建築家・磯崎新氏が講演会で言われていたそう。
次はヒヤシンスハウスについて。
この住宅(小屋?)は週末別荘的に使用する目的で計画され、その計画中に亡くなったそうです。
その途中、恋人に2人で生活するには狭いからという理由で、拡張したプランもあったりと、人間っぽくて微笑ましく思います。
ベッド側から生活スペースを見ています。
作りつけのベンチ、テーブル、スツールも立原さん設計。
現在は右手の窓から沼(現在は池ですが)を眺めることができます。
プランです。(勝手に載せてますが、NGの場合はご連絡ください^^;)
ワンルーム空間の小さな小さな住宅で、設備はトイレのみ。 敷地近くに詩人仲間が住んでいて、食事やお風呂はそちらで済ませることになっていたそうです。
メインファサード。
左手に立っている旗は、これを立てることで先の知人に立原が来たよと知らせる為の旗だそう。
建物中央の十字の透かしが入ったのは雨戸。
反対側の外観です。
建物左手のピョッコリ手前に飛び出た部分がトイレ。
横長窓はベンチや机に面しています。
建物際に甕がありますが、雨水受けとして機能していました。 現在は縦樋が壊れてしまっています。
小窓はベッド脇のもの。
玄関廻りです。
木製階段、脇の大谷石のベンチ、外壁の杉、麻のマットなどなど簡素な素材で構成されています。
机廻り。
先の横長窓に面していて、とても気持ち良いスペース。ここで詩を書いたり、設計したり・・・と想像していたんでしょうね。
左下に見える十字の透かしをしている椅子も立原さん設計です。
机の先にベッドがあり、間仕切りも建具も無く、全くのワンルーム空間。
ベッド脇の小窓から別所沼を眺める計画だったそうです。
(現在は公園内の与えられた敷地に建っているため、逆の配置になり、ここから沼は見えません。)
下枠を少し大きく作っているので、ちょっと腰掛けるようなことができます。
小さな空間に居場所を作るちょっとした工夫。こんな感じの、大好きです。
昭和初期に設計されたとは思えないレベルの高さ。
逆に言うと、こうやって先代の方たちの技術や知恵、アイデアがあり、今の自分たちがあるんですね。
新しい技術を取り入れていくことはもちろんだけど、先人の知恵にもたくさん学ぶべきことがあります。
これからも もっともっとたくさんの古建築を見て廻ろうと改めて思いました。
さぁ、がんばるぞー!
2011年2月2日水曜日
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